重要無形文化財本場結城紬道中着 紬屋吉平扱
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重要無形文化財本場結城紬道中着
紬屋吉平扱

着丈104cm 裄丈68cm 袖丈49cm

昭和の良い時代に、大変贅沢な普段のお洒落着用に誂えられた、珍しい地機の本場結城紬です。
この時代、本場結城紬でも大島紬でも、お洒落着でありながらも何となく余所行き的な要素が強く、細かい絣柄の物が良しとされていたので、質の良い縞や格子のリクエストが一般的に少なかった様です。
一部の趣味人や着物通、とくにお洒落着をたくさん持っている方しか、このタイプは持たれない傾向が見られます。
ただこういったお着物は、昔の良い物が手に入りましても、特に関東では、現代の物ほど大きいお寸法で作ることを野暮ったいとした所があり、着丈や袖丈が短い事が多いです。
こちらの結城紬と、別にもう1着ご紹介のコートも、色柄も大変珍しくきれいな色で、品質も状態も素晴らしく良かったのですが、着丈が短く、150cmちょっとしかとれませんでした。
お手入をして、どうしようかとしばらく手元に置いて悩んでいたのですが、思い切って道中着にお仕立する事にしました。
格子柄の道中着なのでカジュアル色が強く見えますが、やはり結城紬ですので品が良く、着込むほど味が出る様な糸質の良さが感じられます。
実際羽織っていただくと本当に軽く、色も落ち着いた良い色で大変お洒落です。
一味違った着こなしをお楽しみいただける事と思われます。
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商品番号 k0408
重要無形文化財本場結城紬道中着 紬屋吉平扱
販売価格 有難うございました

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