「森へ行こう」シリーズ 「櫨紅葉」九寸名古屋帯地
国画会会員 山本和子作

商品番号 m0501
販売価格 有難うございました

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
晩秋の季語でもある「櫨紅葉」のタイトルがつけられたこの作品について、先生からいただいた解説には「つらつらと歳時記や墨場必携など繰ってみましたら『五色霜林』『秋砧満孤村』『落日満秋山』などの言葉が浮かびました」とありました。
「んーなるほど」と私も色々と調べて勉強してみました。
それは例えば五色に輝く美しい紅葉もみじの描写や、落日に映える秋山の風景が紅葉に包まれたように美しく見られる様子など、すべて秋の美しい情景を盛り込んだ言葉のようです。
櫨の木はろうそくの材料として江戸時代に渡ってきたようですが、秋になりますと紅葉に負けないくらい美しい色になります。
風にそよぎ、光りがあたってキラキラと変化する葉の様子を織りで表され、それが手に取るように伝わる素晴らしい作品です。
網代のように組み合わされた格子が綾織の市松の四角の中に織り出され、重なり合う色の面白さが現れて、また深い色合いには錦秋の山里の風景を思い浮かべるような懐かしさを感じられます。
調べていく中に「二三本竹の中也櫨紅葉」という夏目漱石作の俳句に出合いました。
古くから身近な存在でもあった櫨の木は、日本の秋を彩る大切な存在だという事を改めて感じさせてくれる作品です。
紅樺色は「#A24B44 color-sample.com」を、
山吹色は「#EFA92A color-sample.com」を、
卵色は「#F7CA79 color-sample.com」を、
緑青色(ろくしょういろ)は「#3F7955 color-sample.com」をご参照下さい。


【山本和子】 染織作家。国画会会員。昭和17年、歯科医の父と俳人の母との間に生まれる。
昭和41年、東京の女子美術大学工芸科卒業。
この年国画会初出品したのを皮切りに、地元兵庫県姫路市にて創作活動を開始。
以後、さまざまな展覧会に出品。平成23年には、兵庫県文化功労者を受章。
現在は兵庫県工芸美術作家協会相談役も務める。

50年以上、創作を続ける山本和子さんが初めて手仕事の美に感銘を受けたのは、当時通っていた高校の美術教師で、国画会所属の画家・尾田龍さんとの出会いでした。
その後、女子美術大学で染織の道を選び染織家・柳悦孝氏に、薫陶を受けました。
山本さんは長年「森へ行こう」というタイトルで作品を作り続けています。
「若き日に教えを受けた(柳)悦孝先生に『私達は、大地が生み出す有限の資源の中で暮らし、染め織りという仕事ができます。ですから水一滴も無駄にしないでください』と教えられました。」