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	  【商品説明】こちらは今年の夏に向けて染めていただいた作品のひとつです。
 昨年から「おび弘」の池口さんと吉野格子の帯をつくる計画を立て、試行錯誤をした結果、冬に綺麗な白地の帯が織りあがってきました。
 絹で織られたものと、小千谷の麻で織られたものとがありましたが、それを目にした時、にこんな織りの生地に紅型が染められたらどんなに素敵でしょうと思い、さっそく玉那覇さんのところへ送らせていただきました。
 凹凸感があるため染めるのに少し時間がかかると伺いましたが、とてもそんな事は感じられないような、完成度の高い素晴らしい作品ができあがってきて本当に嬉しく思いました。
 こちらは絹の吉野格子の生地に、菱つなぎと花つなぎが交互に横段で並んだ模様です。
 澄んだ白い地の部分に空色の縞が活き活きと冴えて、紺色の菱文様と交差し、なんとも言えない、まるで梅雨が明けた沖縄の空を思わせる素敵な広がりが感じられます。
 スカラップのように手を広げてつながったお花の模様は、色とりどりに咲いて可憐な姿を競っているかのようです。
 こちらの生地は特に盛夏に限ったものではなく、もう少し長い期間にお召しいただけます。
 この綺麗な色使いは遠目にもさぞ目を引く事と思います。
 この世の中にひとつしかない、最高クラスの作品です。
 地の色と太鼓の返りの色は空色「#8ED1E0 color-sample.com」を、
 菱の色は紺色「#1D3156 color-sample.com」を、
 花の蔓の色は紫紺色(しこんいろ)「#2E1031 color-sample.com」を、
 花や葉の色は松葉色「#6A8655 color-sample.com」、
柑子色(こうじいろ)「#EEA057 color-sample.com」、
薔薇色「#DE5065 color-sample.com」を
 ご参照下さい。
 
 【玉那覇有公】
 1936年 沖縄県に生まれる
 1961年 紅型宗家・城間栄喜氏に師事、修業をはじめる
 1963年 独立城間工房の近くに工房を構える
 1970年 沖展に初出品
 1975年 日本伝統工 芸展に初出品、その後も数々の賞を受賞
 1991年 日本伝統工芸展で文部大臣賞受賞
 1996年 重要無形文化財「紅型」保持者認定
 1998年 紫綬褒章受章
 日本工芸会正会員
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