緯吉野袋帯地
曽根武勇作

商品番号 m0857
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商品説明
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【商品説明】
練色の地に経縞と緯に4色の吉野が織り出された爽やかな印象の袋帯地です。
吉野が縞と交差する部分が畝ってスカラップのようなリズミカルな模様となっています。
紬のお着物などに少しおめかし気分で合わせて、季節によって中の1色を取って小物使いをアレンジされるととても上品に格調も高く、お洒落にコーディネートをお楽しみいただけそうです。

≪曽根さんの解説より≫
茶器の「名物」と言われるものに付随し、珍重されてきた染織品…名物裂。
その優れた織技・色調・文様は日本の染織工芸に今もなお多大な影響を与えています。
その四百種にもおよぶ名物裂の中で、茶家に最も親しまれている裂のひとつが「吉野間道」です。
“間道”は名物裂の縞織物を指し“吉野”は江戸時代の銘妓・吉野太夫が愛したものとしてその名が付けられました。
一般には糸が曲がって節を造ったような織技を称して「吉野織」とよばれていますのでその当時色々な吉野織が織られ、その中で恋物語で有名な吉野太夫が好んだものとして 後世に伝わり名物裂として取り上げられたのでしょう。

一見素朴で単純なように見えるこの織物は、実は奥深く緻密な計算が必要です。
経糸には三本の糸を併せた“三つ羽二重”緯糸には二本の“羽二重”の糸を使い、経緯異なった種類の糸を使うことで均整のとれた格子を作り出しています。
網代を象る経糸は六色、緯糸は四色あり格子以外の部分は通常単色のものが殆どですが、経糸を絣加工して色を付け、それに併せて同色の緯糸を使って暈し織りをほどこす事があります。
そしてこの織物の特筆すべき特徴は表裏同一であるという事です。
網代は網のように糸が交差しあってできており、経糸(緯糸)が緯糸(経糸)の表側を通ったり裏側を通ったりしますが、表に出る糸を袋状に組織させ、その中に糸を通す事で表裏同一にさせています。

地の色は練色(ねりいろ)「#ede4cd color-sample.com」
吉野の色は葡萄茶色(えびちゃいろ)「#6c2c2f color-sample.com」、 芥子色(からしいろ)「#998139 color-sample.com」
麹塵色(きくじんいろ)「#6e7955 color-sample.com」、 消炭色「#524e4d color-sample.com」をご参照下さい。