辻が花染「花ミズキ」 日本工芸会正会員 福永廣利作
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商品番号 o1007
花ミズキ辻が花染名古屋帯
日本工芸会正会員 福永廣利作

販売価格 有難うございました

長さ 3m 74cm
太鼓巾 31.2cm
前巾 16cm
 

花ミズキ辻が花染名古屋帯
日本工芸会正会員 福永廣利作

母がこの花ミズキをとても好きだった影響で、私もこのお花が大好きで以前の自宅の庭にこの木を植えて、毎年4月から5月にお花が咲くのを楽しみにしていました。
20年以上前でしょうか。春のちょうどこのお花が満開の時期にお仕事で東京を訪れた際、おそらく日本橋かどこかで街路樹としてたくさん並んで植えられ、きれいに咲いているのを目にしました。その時には大変な驚きと嬉しさで、すごいすごいとはしゃいでしまいましたが、東京の方には当たり前の様に身近なお花だったようで、不思議な顔をされた事を覚えています。
調べてみましたら、1912年に当時の東京市長の方がソメイヨシノをアメリカ合衆国のワシントンD.C.へ贈られたお返しにこの花ミズキが日本へ届けられたそうで、やはり東京に多い事もうなずけました。現在では全国各地で見られるようです。
その名前がタイトルになった歌で広く覚えられた事もあり、非常に身近な存在になった様に思います。
春は薄紅色の花、夏は葉の緑が綺麗で、秋には葉も紅葉して、春から秋へと長い期間楽しめます。
こちらはそんな素敵な花ミズキを、日本工芸会正会員である福永廣利氏が辻が花染めで描いた紬縮緬の名古屋帯の作品です。
友禅とはまた違って、辻が花染めだからこそ生み出す事ができる淡い輪郭と色使いがとてもロマンティックなやさしい風情を醸し出し、春のやわらかい陽の光を浴びてゆったりと咲いている様子が手に取るように感じられます。
地の水浅葱色は本当にオールマイティーに色々なお着物とすっきりと合いますし、ほのかな虹色に色着いた花弁とその芯の部分(本当はこちらがお花だそうですが)に挿された黄緑色のアクセントなど、心憎いほどのお洒落な色使いにうっとりします。
是非、素敵な春の紬や小紋などとお合わせいただいて、軽快に街へお出かけください。
未着用品。
水浅葱色は「#e5eeff WEB色見本 原色大辞典」を、
虹色は「#f6bfbc WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。

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