経糸に錆糸のような濃い色の糸が混じった味わいのある麻の生地が、グレー味のある黄緑・利休色に染められ、竹の生垣のあるお庭に秋の草花と虫かごといった情緒のある風景の図案が手描きの蝋纈染で描かれた、九寸の開名古屋帯です。
利休色の地に藍とグレーだけのシックな色使いで描かれていて、お着物合わせをしていただきやすく、飽きもこないものと思われます。
この色ですと、薄紫色や黄色系の帯揚げを合わされると綺麗かもしれません。
小物使いでアクセントをきかされますと、きっとお洒落さが引き立つことでしょう。
夏のワードローブの必須アイテムのような染めの麻の九寸名古屋帯は、活用がきいて便利ですので、こちらのようなシックなものと個性的なものとをお持ちになりますと、着こなしの範囲も広がります。
一足早い初秋の雰囲気を盛り込んだ図案が涼しさを誘う、おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は利休色「#8f8664 color-sample.com」、
萩の色は留紺「#17294d color-sample.com」、
垣根の色は錆鼠「#47585c color-sample.com」
をご参照下さい。
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