【商品説明】
木原明氏は辻が花染めの第一人者である小倉建亮さんと日本画家の小松均さんに師事するという経緯を経て、その後作家として日本伝統工芸展などに出品され、各賞を多数受賞されました。
現在もなおその作品はファンを魅了しています。
透明感のある色使いと、絞り染めと友禅を融合させたオリジナリティのある作風は独特の世界観があります。
京都市北部、北山の中川を中心とした地域では古くから林業が盛んだったそうです。
斜面が多く平地が少なかった事や、豊かな水源があった事から、農業より林業に専念されていたようです。
その中でも北山杉は工夫や改良が重ねられ、品質が良く、まっすぐで綺麗な杉としてお茶室などにも好んで使われています。
そしてその杉林の美しさも京都の観光の名所として有名で、日本画や工芸品のモチーフとして取り入れられています。
こちらはその杉林を帯のモチーフとして取り入れ、絞り染めで表された木原明さんの紬の九寸名古屋帯の作品です。
朝霧の中を見え隠れする杉の木が美しく再現されているように見えますが、シンプルな線による表現でありながらも奥行きが感じられ、日の光に映える清々しさも感じられます。
少し紫味のある淡いブルーがとても綺麗で、色々な趣味性のあるお着物と合わせて着こなしをお楽しみいただきたい、おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は薄花色「#8994ab color-sample.com」、
杉の色は紺鼠「#56697a color-sample.com」、
群青色「#364d80 color-sample.com」
をご参照下さい。
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