「上代斑錦」袋帯 北村武資作
大きい写真を見る
 

「上代斑錦」袋帯 北村武資作

重要無形文化財「羅」「経錦」保持者・北村武資作。
家計を助けるために西陣織の世界に入り、生活のために色々な織元をまわって様々な技法を身に付けられました。
独立後も強い探究心を持って織の組織の研究を続けられ、復元にとどまらず、独創的でありながら研究の裏付けによる精密で優れた作品を数々発表されています。
伝統的でありながら、現代の人々の要望にきめ細かくこたえる美しい織物を創作し続けておられます。
こちらは、正倉院裂の一つ「山岳花文長斑錦」を、北村武資さんの手で現代の用の美にそって復元された「上代斑錦」(じょうだいはんきん)という作品です。
名物裂の復元の作品は、ともすると豪華さが優先される物や格式ばかりが際立ち、堅苦しさのある物が多く見られます。
こちらの帯の様に北村さんの手にかかると、見た瞬間に理屈抜きに「わあきれい」と思わず言葉が出て、思わず身につけたくなってしまう様な魅力があります。
3色の糸による経錦と、部分的に緯糸の紋織による構成で、あまり凹凸感が強くないのですが、経錦の3色の糸の、部分的に巧みに組み合わせた2本の糸で濃淡を出す様に織り込まれ、奥行のある色合いになっています。
本当にため息の出る様な素晴らしい逸品です。
未仕立の状態となっております。お仕立等のご相談も当店で承ります。
1枚目の写真をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。

商品番号 r0438
「上代斑錦」袋帯 北村武資作
販売価格 有難うございました

line