「菊と梅」蒔糊友禅訪問着 「友禅」人間国宝 森口華弘作
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商品番号 r1252
「菊と梅」蒔糊友禅訪問着
人間国宝 森口華弘作

販売価格 有難うございました

身丈 167 cm
裄丈 68 cm
袖丈 50 cm
 

「菊と梅」蒔糊友禅訪問着
人間国宝 森口華弘作

一年の中でお着物の装いの方を目にする機会が一番多く、何となくお着物への意識も高まる新年に、この季節に相応しい、それぞれのジャンルでも最高クラスの部類と言えるような素晴らしいお着物を何点かご紹介させていただきたいと思います。
今回はその中でも大作と言える森口華弘氏の作品が何点かご紹介できて嬉しく思います。
同じ友禅のお着物でも羽田登喜男さんの作品とはまた異なる個性が見てとれますが、昭和の名匠と呼ばれる方のこれほどの作品を一緒に並べて見る事が実現するなんてとても贅沢で嬉しいお話でもあります。
こちらは少し青味の感じられる薄紅・水柿色の地に強弱をつけて細やかな蒔糊が施され、上前裾から立ちあがる見事な大輪の菊の花と、そして後身頃に向かって斜めに大胆な調子で枝を広げる梅の花がたっぷりと描かれています。
梅の枝が利休鼠色、菊の枝が深い小豆色で染められている事も、森口氏作品ならではの個性と言えるかもしれません。
濃く深い小豆色に渋めのトーンの金彩が施されているのですが、それはまるで上等な漆器の蒔絵の様でもあります。
以前に、森口氏は漆芸の作品から「蒔糊」の技法を発想・完成されたと本で目にした事がありますが、そのこだわりから「撒糊」ではなく「蒔糊」と命名された森口華弘氏ならではの個性的なデザインのひとつと言えるのかもしれません。それはこの大胆な構図からも感じられます。
上前にはあまりボリューム感を出されないのも特徴のひとつと言えます。それでいてお召しになりますと図柄全体が着る方を包み込むような流れを持ち、ゴージャスで気品のある素晴らしい装いを実現してくれます。
気持ちが良いくらい潔く快活で、きっとお召しになる方の気持ちを最高の気分にしてくれる力をもつ素晴らしい逸品です。
今回はもう2点、森口氏作品が揃いました。
未着用品。
水柿色は「#cc988a WEB色見本 原色大辞典」を、
小豆色は「#33100e WEB色見本 原色大辞典」を、
利休鼠色は「#888e7e WEB色見本 和色大辞典」を、
真紅色は「#a3304d WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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