重要無形文化財越後上布 幾何学模様絣着物
小河正義作

商品番号 r1518
未着用品
販売価格 860,000円+税

身丈 162(+6) cm 前巾 25.6 cm
裄丈 69 cm 後巾 31 cm
袖丈 49 cm

商品説明
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【商品説明】
夏の憧れである重要無形文化財越後上布、幸いにも今年も数点をご紹介できる事になりました。
その歴史は1000年以上とも言われますが、豪雪地帯でもある厳しい自然の中から人々の知恵の集合のように生み出された織物です。
昭和30年に国の重要無形文化財に認定されています。
雪国の自然の厳しさは言葉では聞いていましたが、昨年実際にこの地をお伺いして改めて実感し、またこの環境だからこそ生まれてきたのであろうとも思いました。
青苧から一反の着物を織るための糸を績むだけでも半年の月日が必要となれば、相当根気強い方でないと実現しないだろうと想像できます。
それも、できるだけ均一に平たく青苧を裂いて、同方向になるように績んでいかなければならないそうです。
70以上の工程を経て織りあがる越後上布ですが、どれも熟練の技術を要するのに反してその人手は激減していて、本来は分業であった作業を現在は一カ所で行わなくてはならないそうです。
こちらは、自然の麻の色が感じられる生成り色・灰白色の地に、小さな菱型が並んで大きな菱形をつくり、その真ん中に四角い絣が置かれた楽しい模様となったものです。
小さな菱型には絣の模様だからこそ生まれる表情の豊かさが見られ、ふんわりとした可愛らしさもあります。
中心の枡の模様の四角は角を合わせる事がとても難しかったのではないかと思われますが、そんな事を感じさせないユーモラスな雰囲気で、手仕事の味わいに心が和みます。
ふわふわとした上質な糸で織られた最高の生地に、思わず袖に手を通してみたくなるような軽やかさと自然体の美しさに魅了されます。
心底越後上布のファンの私は、こんなお着物は店頭に何枚あっても、何度出合っても嬉しくなって心が弾みます。
その反面、本当に貴重なものとなってしまっている現実に、大切に扱っていかなくてはとも思います。
今回の『初夏のよそほひ展』にはこのほかにも数点、またお値打ちのものも入荷しております。
是非一度お立ち寄りくださいませ。 未着用品。
地の色は灰白色(かいはくしょく)「#EFE8D7 color-sample.com」
絣の色は煤竹色(すすたけいろ)「#58443C color-sample.com」をご参照下さい。