江戸小紋四種に丸紋刺繍訪問着
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桜の図手描友禅訪問着 阿部佳雪作

身丈167cm 裄丈69cm 袖丈49cm

鳥の子色をずっと薄くしていった様なクリーム色の地に、明るさのあるグレーで裾からきれいなぼかしが入り、枝ぶりの良い華やかな桜の木と花が、手描友禅で描かれた訪問着です。
こういった、構図も素晴らしく、日本画を眺めている様な、観賞用にもなる様な美しいお着物を見ていると、やはり着物って良いですねと改めて思ったりします。
部分的に見ると、色使いも豊富に細密に描かれ、メリハリのある調子で染められているのですが、全体で見たり、実際に羽織ってみると、その色々な色が見事に調和し、バランスのとれた女性らしい感性があふれた作品となって完成している事に驚かされます。
上前の共八掛にも、一枝の桜が染められているのが心憎いです。
いつもこの時期に、年間を通して集め、お手入をした着物や帯の中で、桜をテーマにした物を一堂にご紹介できる事を私自身も楽しみにしているのですが、時代や染織方法や作家の方々の個性によって、同じ桜でも本当に色々とあって楽しく思えます。
そういった中でも、ある種正統派で完成度の高いおすすめの作品の一つです。
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商品番号 k0563
桜の図手描友禅訪問着 阿部佳雪作
販売価格 有難うございました

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