「瀬音」本場小千谷縮布着尺
日本工芸会正会員 樋口隆司作

商品番号 m0420
販売価格 有難うございました

※こちらは単衣のお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
雪国の、音さえも吸い込んでしまうような静かな深い雪の中でその素晴らしい作品は生まれます。
春待ちの心に咲く花の姿、白い雪を照らす月灯り、広く澄んだ夜空に道しるべの様に光る星たち、清らかに渡る風といった「雪月花風」をテーマに自然の中の光や草花や風を作品の中に織り込んで、着る人の心にとどけます。
そして包をほどいた時そこには自然のロマンが美しく広がります。

極細の縮の糸からなるもの、上質な細い麻の糸からなるものの違いはありますが、寄り添う藍色のラインの繊細さと白とブルーの絶妙なハーモニーによって、線の動きを変えながら作品のテーマごとに美しく表現されます。
その細やかな線の集合に躍動感が生まれ、活き活きとした作品に生命力があふれています。

「雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に洒ぎ、雪上にさらす。
雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力相半ばして名産の名あり、魚沼郡の雪は縮の親といふべし」
鈴木牧之『北越雪譜』より


「瀬音」
明るい浅葱色と甕覗きの藍が様々に表情を変えた四角のブロックがひとつの流れを演出する素敵な色の作品です。
樋口さんの作品は縞のように見える部分も絣で構成されているため面白い変化があり、複雑な模様もすんなりと実現します。
2種類に染め分けられた細縞のブロックとピンストライプのような無地感のブロックとが交互に並べられています。
とても涼しげで楽しさのある模様と色使いで、清らかな水の流れる瀬音を表現されているようです。
雪の深い小千谷にも訪れた春を告げる雪解けの水の流れでしょうか。
経に刻まれた縮のシボがさらにこの生地の弾力性のある質感を強調していて、見ているだけで着心地の良さを予想できます。
「体温をとってくれて涼しくお手入れが楽なことも縮の魅力です」と自作に自信を持ってお話されていた樋口さんの笑顔が浮かぶような素敵な作品です。

【樋口隆司 プロフィール】
1948年 新潟県に生まれる
1989年 「世界の麻」展
1990年 第37回日本伝統工芸展入選その後も各賞を受賞
1991年 松屋銀座にての個展をはじめ各地での個展を開催
2004年 新潟県中越地震復興祈念個展「星に願いを」織展
2006年 第1回新潟県伝統工芸展優秀賞受賞 「フェニックス」
2007年 第54回日本伝統工芸展入選 「不死鳥」
2016年 第10回新潟県伝統工芸展正会員賞受賞 「はつなつの風」
2016年 「小千谷縮・軌跡」展