【商品説明】
重要無形文化財「紅型」技術保持者、玉那覇有公氏作。
玉那覇有公さんは1936年沖縄生まれ、1961年より城間栄喜氏に師事、その後独立70年代から沖展・日本伝統工芸展などに出品、数々の受賞を重ねられ、96年には重要無形文化財「紅型」保持者に認定されました。
奥様とスケッチに出かけて書き溜められたものを工房で型に起こされますが、染めているより型彫りがお好きで、工房にはたくさんの型紙が保管されています。
お話をさせていただくと、いろいろと型に関してもご説明してくださいます。
こちらは図録掲載柄の中でも人気の模様のひとつ、「竜胆模様」を濃い黄色を使って染めていただきました。
変り市松のやや透かし織になった地模様の小千谷の生地に、青海波のように重なる山とその中に3本の竜胆が可憐に咲く姿が染められた夏用の名古屋帯です。
地染めがされてない部分がありますが、そこに生地の凹凸や透け感が感じられて、風の通るような爽やかさがあり、太鼓の返りの紺碧とのコントラストがとても綺麗です。
細密できっちりとした型を彫って染められる玉那覇有公さんならではの精密な模様も魅力的です。
単衣の時期から盛夏までお使いいただける、個性的で世の中にひとつしかない色使いのおすすめの逸品です。
金糸雀色(かなりあいろ)「#ebda5e color-sample.com」、
濃藍「#0f2350 color-sample.com」、
黒檀「#250d00 color-sample.com」、
真朱(まそお)「#ec6d71 color-sample.com」、
二藍「#915c8b color-sample.com」、
枯茶(からちゃ)「#8d6449 color-sample.com」、
太鼓の返りの色は紺碧「#006699 color-sample.com」
をご参照下さい。
【玉那覇有公】
1936年 沖縄県に生まれる
1961年 紅型宗家・城間栄喜氏に師事、修業をはじめる
1963年 独立城間工房の近くに工房を構える
1970年 沖展に初出品
1975年 日本伝統工 芸展に初出品、その後も数々の賞を受賞
1991年 日本伝統工芸展で文部大臣賞受賞
1996年 重要無形文化財「紅型」保持者認定
1998年 紫綬褒章受章
日本工芸会正会員
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