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道屯織名古屋帯

イベント後半に、工芸的なお着物や帯が少し入荷いたしましたので、急きょ何点かご紹介させていただきます。
こちらは桑茶色の地に多色の糸で織り出された道屯織が、まるで高級で大きなリボンを見ている様に素敵な名古屋帯です。
右から力強い色使いで縞が並んでシンメトリーにデザインされ、一番左はとても細い縞となった、大変凝った作品です。
当然、前柄はどちらを出されるかですごく印象が変わりますので、お着物や季節によって変えられるとまた楽しくお使いいただけます。
縞の色のひとつひとつがとても綺麗で、その配置も地色とのコントラストも絶妙です。
別でご紹介させていただいています板締絣のお着物と同様に、作家が特定できない事もあり、少しお値打ち価格となっておりますが、いずれにしても存在感のあるハイセンスで上質な作品である事には変わりありません。
絣の柄のお着物と合わされてもすっきりとシャープな印象になりますし、無地感覚の紬類のお着物とでも道屯織の凹凸感がアクセントになって、変化のある着こなしを表現してくれる事と思います。
シックでありながら華やかでお洒落なおすすめの一点です。
桑茶色は「#664000　WEB色見本　原色大辞典」を、
栗色は「#4c1e04　WEB色見本　原色大辞典」を、
千歳緑色は「#244c33　WEB色見本　原色大辞典」を、
菜種油色は「#a69425　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。