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立涌絞り染分に桜名古屋帯
多ち花製　染織工芸むら田扱

生成りの紬縮緬の様な帯地が、両端が綺麗な緑黄色に経に絞りで染め分けられ、全体的な色使いも個性的な名古屋帯です。
染め残された生成りの部分にはユキノシタの様なお花と桜の花が描かれています。
大きな団扇の様な形をした葉には可愛い疋田模様が染められていますが、その色にはこういった帯には珍しいと思われるローズ系の今様色と、そしてもう一つはインクブルーの様な藍墨色が使われています。
両端の黄色もそうですが、帯の色使いというよりも少しお洋服のテキスタイル的な印象のモダンなイメージになっている事が独特の個性かとも思います。
それでいて、お着物と合わされる際には絶対と言って良いくらい幅広い範囲のものとお合わせいただけて、それも人気の理由のひとつと言えます。
小格子の紬のお着物などとのコーディネートもいいですね。
ちょっと元気の出る様な軽快なお洒落をお楽しみいただけそうです。
未着用品。
緑黄色は「#dccb18　WEB色見本　和色大辞典」を、
今様色（いまよういろ）は「#b24a5c　WEB色見本　原色大辞典」を、
藍墨色は「#2d3d4c　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。