友禅桜図総柄小振袖重ね衣裳
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友禅桜図総柄小振袖重ね衣裳

着丈166cm 裄丈63cm 袖丈82cm

明治時代後期〜大正時代。
日本の染織文化が一番大きな変革を遂げ、花開いた時代の、非常にレベルの高い素晴らしいお着物です。
この時代には貴重品で、一部の富裕層にしか自由に使うことの出来なかった、外来の化学染料による鮮やかな色もその特徴です。
江戸、明治時代から続くレベルの高い染めの技術に、化学染料が使用されることで、より一層その技術をいかせる自由な色使いやデザインが生み出されました。 こちらの桜の総柄の衣裳も、そういった時代背景から生まれてきたものです。
古い東北地方の祝着にも見られる色使いですが、あまりにきれいで、特筆するダメージもなく、色も冴え冴えとしていて、一見するとアンティークと思えないほどです。
描かれている桜の花が江戸〜明治初期に見られる八重桜ではなく明治中期から日本に広がり始めたソメイヨシノである事から、当時最先端のデザインであったと思われます。
もう再び出合う事はないかもしれない、本当に美しいお着物です。
また、重ねの美しさを考えてつくられたと思われる、紅花色の揃いのお着物が同じく状態良く保存されていることにも驚かされました。
大変贅沢な事ができた、良い時代の逸品といえる衣裳です。
希少性の高さと、現代までオリジナルで良い状態で残っておりましたので、当店では手を加えておりません。
ご希望がありましたら、着用可能な状態に加工することもお受けいたします。
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商品番号 r0294
友禅桜図総柄小振袖重ね衣裳
販売価格 有難うございました

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