琉球風俗模様型絵染本場結城紬 小島悳次郎作
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琉球風俗模様型絵染本場結城紬
小島悳次郎作

着丈165(+8)cm 裄丈64(+5)cm 袖丈49cm

現国画会会員で人気の高い小島貞二さんのお父様であり、昭和の型絵染作家の代表格のお一人である故・小島悳次郎さん作の素晴らしい作品です。
昔の琉球の町の人々の様子を細かい型絵で、まるで物語の挿絵の様に描かれた楽しい珍しい作品です。
甕がたくさん並べられたお店があったり、お屋敷の大きな門があったり、そこを行きかう琉装の人々やはしゃいだ様子の犬、デイゴの花が咲く家など、見ていると次々と新発見があり本当に楽しくなります。
藍型で染められ、上前から下前まではボーダーの様な通しで型染で彩色され、訪問着の様な柄付になっています。
本場琉球紅型は、なぜか沖縄には生息していない植物や動物などがモチーフにされる事も多いのですが、こちらの作品は反対にすべて沖縄をテーマにした物で作られています。 お互いに異国情緒的な実生活とは離れた物への憧れもあったのかもしれません。
小島さんは海外まで旅行に行かれ、その土地のテーマの作品も多く作られています。
特に昭和の柳宗悦さんらの民芸運動でも沖縄文化の研究は盛んに行われており、現地へ調査に赴かれる事もあったようですので、その当時の先端を行くテーマでもあったのではないでしょうか。
本場結城紬の生地に染められ、発色も良く、軽く羽織る感じの風合いの素晴らしい作品です。
先回の松坂屋さんのイベントにも出させていただいた鎌倉芳太郎さんの作品も去ることながら、このようなレベルの高い作品を扱わせていただける事には感謝したい気持ちでいっぱいです。
未着用品。
小島悳次郎さんの作品集に同じ型を使った留袖が掲載されています。

商品番号 r0424
琉球風俗模様型絵染本場結城紬 小島悳次郎作
販売価格 有難うございました

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