重要無形文化財 本場越後上布 絵絣着物
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重要無形文化財 本場越後上布 絵絣着物

身丈162cm 裄丈69cm 袖丈49cm

青苧と呼ばれる、上質な苧麻からひいた原料から糸を績み、作成した図案に沿って手括りで絣を括り染めし、地織で織り、雪晒しをするといった60にも及ぶ工程は長い時間と根気を要し、各工程すべてが熟練した高い技術を持った人々の手によるものです。
それは1200年とも言われる越後上布の歴史の中で生み出された、雪国の宝物と呼ぶにふさわしいものです。
その中でも、古くから愛される古典の良さのある絵絣のタイプの作品を何点かご紹介させていただきます。
近年はコスト的な事からか、技術的な事からか、あまり複雑な絣のタイプのものを見なくなった様で残念に思います。
こちらは、グレー味のあるベージュ地に2種類の茶の絣糸で模様が織り出されています。
井桁の絣も一つおきに形を変えてあり、花の様な絵絣もやはり一つおきに逆の向きになっています。 そして柄と柄の間に赤味のある茶の小さな十字絣が配置され、アクセントとなっています。
見れば見るほど、意外にも複雑な柄の構成に、改めて驚きを感じます。
手績みの苧麻の味わいも十分にお楽しみいただける、手仕事の積み重ねが伝わってくる様な風合いの素敵なお着物です。
他の産地の織物にはない個性の一つと言えるかもしれません。
この宝物の様なお着物をまとって、是非その質感を実感してみていただきたい夏の逸品です。
この夏は重要無形文化財、古代を含め、越後上布が色々と豊富に揃っています。

商品番号 r0746
重要無形文化財 本場越後上布 絵絣着物
販売価格 有難うございました

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