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小倉縞名古屋帯
日本工芸会正会員　築城則子作

久しぶりに、築城則子さんの美しく流れる様な縞に出合う事ができました。
本当になかなか出合えませんので、嬉しくて仕方がなくご紹介させていただきます。
力強く流れ落ちる水のようでもあるたくさんの線。
モノトーンで表されているのに変化のある線の集合は、こんなにも表情豊かで引き込まれるような魅力にあふれている事に本当に驚かされます。
著書には、めぐり来て繰り返される宇宙の営みの中で糸と向き合い染めて織り、ご自分もその営みの中にのみこまれていく衛星である、と書かれているのが印象的でした。
難しい事はわかりませんが、築城さんの作品には宇宙を感じますし、空間や時間のようなものも感じられます。
縞だけを用いた表現で、そんな素晴らしいイマジネーションを人々に与え続けられるという事はすごい事だと思いますし、ただ単に伝統的な織物を復元されたという方ではないとも思います。
ぶれないものが持つ凛とした美しさや品格が感じられ、とても感動します。
そして帯としての目線で見せていただくと、とても格好良く素敵だとシンプルに思います。
これを身につけられる方は本当に幸せですね。
是非さらっと着こなして、お着物ファンのお手本のように格好良く街へお出かけいただきたいです。
憧れの様な素晴らしいおすすめの逸品です。
未着用品。